べルポ会の歩み

20歳で終戦を迎えた創始者 は、⾃⾝の戦争体験から 真の⾃主性・主体性を持 つ⼈々が増えないと平和な社会建設は出 来ないと、正しい教育の⼤切さを提唱し てきました。 また、有明不知⽕公害対策協議会会⻑を務める1965年頃より、 当時まだ珍しかった環境保全を⼀般市⺠に訴え、ひとりひとりと膝を交えての 語り掛けを始めました。国内では主に少⼈数から数百⼈規模に及ぶ⽣活学に基づ く学習会を⾏ってきており、近年はこれ までの経験をもとに地元教育機関や在外 機関と連携して、国際交流や異⽂化理解 を⽬的とした⻘少年教育推進も⾏ってい ます。

隣⼈であるアジア諸国との交流も重視し、1991年の中国⼤同市⽇本語 学⽣のホームステイ受け⼊れをはじめ、1992年のタイ国ベルポロー ド植樹プロジェクトやそれに伴う地元教育事業への協⼒は3期に及 び、後に植樹プロジェクトはタイ国王室へと引き継がれました。

1994年頃からは⼀⾐帯⽔の中国との交流が活発とな り、主な事業としては中国国家教育⽀援事業「希 望⼯程」に協⼒して全⼟に16校の学校校舎を建 設。1998年に⼤⽔害で被災した雲南省⻑江上流域に 「緑化平和計画」として2期に亙り32万本の植樹を ⾏いました。現地は「⻑江上流域防災林建設地区」 等の認定を受け地元⺠の環境保全意識向上にも繋が り、この事業は国家に引き継がれています。また、 建設協⼒校開校式や植樹地⼿植え式には代表会員3 百名がチャーター機等で訪問し、地元⺠との交流等 で社会教育の⾯でも⼤きな成果を上げています。

2003年からは中国⼈⺠政治協商会議全国委員会外事委 員会・中国経済社会理事会と協⼒して「平和友好 ⽂化を世界へ向けて発信する」為の事業のひとつ 「⽇中友好児童絵画展」を実施。2013年からは釜⼭広域市も加わり「⽇中韓児 童友好絵画展」となり、東京展も開始しました。2015年秋には上海市代表児童 が東京訪問し、四⾕第六⼩学校と東京韓国学校を訪問、交流を楽しみました。 三ヶ国展覧会開催期間中には、これま で500名を超える⼊賞児童や市⺠が相 互訪問。また、⻘少年教育事業とし て、⽇中の学⽣が当会ボランティアと して運営に参加し社会体験を深めてい ます。

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